■ニュービートルとは■ フェルナンド・ポルシェ博士が開発を行い、フォルクスワーゲンの世界戦略車として半世紀にわたり生産が続けられたのが初代ビートル。その個性的かつ愛すべき外観を現代のラインナップによみがえらせたのが、このニュービートルです。 ビートルの後継車という見方もできますが、レトロフューチャーなキャラクターを持つVW初のニッチなモデルというのが正しい位置づけになると思います。 ニュービートルは確かに懐かしいビートルのイメージをそのまま受け継いでいますが、そのビートルのようにリアエンジン・リア駆動のレイアウトにはせずに、ゴルフ4のプラットフォームを使用したフロントエンジン・フロント駆動のモデルです。 1999年に日本に正式に導入された日本仕様には2000CCエンジンに4速オートマチックの組合わせになっていました。 その後2002年には、よりスポーティな1800CCのターボモデルも登場しました。 さらに2003年には電動開閉式のソフトトップを持つカブリオレも登場し、ラインナップを充実させています。 ![]() ![]() 1999年の発売以来、モデルチェンジといえるほどの大きな変更はなく生産が続けられたニュービートルですが、2005年9月に初の大掛かりなモデルチェンジをしました。基本のフォルムはそのままですが、前後バンパーやヘッドランプ、テールレンズ、フェンダーなどのデザインが見直され、外観がよりシャープになりました。 また、内装ではリアシートが分割可倒式になり、エアコンの吹き出し口が変更を受けています。機関に関しては大きな変更はありません。この時から1600CCの廉価モデルも発売されるようになりました。 また、ニュービートルは様々な限定仕様・カラーが存在し、特に2000年には2800CCエンジンと4WDを組み合わせたスポーツモデル「RSi」が限定250台(うち国内向け45台)で発売され注目を浴びました。 ![]() ![]() |